「素肌のような手袋」開発の取り組み状況について

ご支援くださっている皆様、見守ってくださっている皆様に、プロジェクトの進捗を報告させていただきます。

「素肌のような手袋」開発は、2019年の初めに製品化へのプロジェクトを立ち上げることが決まりました。

藤田尚登プロジェクトジェネラルマネージャーを中心に、北海道、愛知、東京を拠点に試作品開発に全力で取り組んでいます。

安く作れて、早く使ってもらえることを最優先に、連携して共同開発に名乗り出てくださる企業さんとともに、「既存品にプラスαをすることで解決することができないか」とか、「デリケートな肌を覆うことを目的とすると、この素材がいいのではないか」といったディスカッションを、実際に素材を使いながら検証を続けています。

難航する最初の一歩も、発想転換のきっかけに

予想はしていましたが、試作段階の素材検証に苦戦を強いられています。例えば、使い捨ての医療用手袋。5〜8時間継続して着用しても手が蒸れないというところが魅力的で、「これで進められたらいいな」と思っていたのですが、少しアレンジをした形状で、2週間ほど自分たちで使ってみたところ、「これじゃない」ということになりました。

これをヒントに、手袋を作るから手袋に使われている素材を探すという発想を捨てることができ、今、新たな可能性に向けて、企業さんとの商談に入ろうとしているところです。

10月に入り、プロジェクトが動き始めてからあっという間に時間が経っていくことに多少の焦りを覚えつつも、待ってくださっている患者さんやご家族、寄り添う医療者がいるということを励みに、一歩一歩進んでまいります。

引き続き、ご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

2019年10月3日

プロジェクトチーム一同